車掌

【まだ未完成のため随時更新します】

列車の安全運行を支える車掌は、指さし歓呼を行います。しかし、これも会社によって確認すること、言うことが異なるのです。

それでは、いったいどのような違いがあるのかを見ていきましょう。


●JR東日本

(到着)

   「〇両停止位置、オーライ」

停止位置を確認した後、すぐにドアを開けます。

(開扉)

   「側灯、点」

側灯とは、いわゆる車側表示灯のことで、ドアが開いているときにランプが点灯し、閉まっているときに滅灯します。つまり、ここではすべてのドアが開いたことを確認しているのです。

   「レピーター、点灯」

レピーターとは、いわゆる出発反応標識のことで、駅前方の信号が停止(=赤)以外であるときに点灯します。つまり、発車できる状態であることを確認しているのです。

   「発車時刻、よし」

腕につけている車掌用の時計を見て、発車時刻が正しいことを確認します。


※発車メロディスイッチ押下

JR東日本ではほとんどの駅に発車ベルスイッチが設置されており、時間通りに出発できるように時間を見ながら操作をします。発車メロディは駅によって異なり、JR東日本全体でみると何千種類もあるといいます。


   「レピーター、点灯」

もう1度レピーターが点灯していることを確認します。

※ここで乗務員室へ入り、乗務員室の扉を閉めて窓から顔を出しながら...

   「乗降終了、発車」

お客さんの乗り降りが済んだことを確認しながら、ドアを閉めます。

場合によっては乗降を促進するため、乗降促進音を鳴らしたり、(搭載されていない車両もある)笛を吹いたりすることもあります。

(閉扉)

   「側灯、滅」

すべてのドアが閉まったことを確認します。


★補足★

JR東日本では車内ブザー式をとっていない、珍しい会社です。知らせ灯式というものをとっており、ドアが閉まったと同時に運転士の席にある知らせ灯の点灯を出発合図とみなし、発車するというものです。車掌の安全確認があまりされないというデメリットもあるため、安全性には少し疑問があります。


●JR東海 ※東海道新幹線

到着時「

(開扉)

   「開通、よし」

   「〇〇、発車 〇時〇分〇秒」「現時刻〇時〇分〇秒、発車30秒前、よし」

   「ラッチ、よし」

   「開通、よし」「ブザーマルト、よし」「時刻、よし」

(閉扉)

   「側頭、滅」「挟まれ、なし」「接近、なし」

(起動)

   「起動開始」「挟まれ、なし」「接近、なし」

●小田急電鉄

●京王電鉄

●東急電鉄

到着時「〇両開扉、よし」または、「DSよし、開扉よし」

(開扉)

   「〇〇(駅名)です」「反応進行」

(ベル鳴動)

   (「合図、よし」)

   「閉扉、よし」

(閉扉)

   (「合図、よし」)

   (「モニター、よし」)

   (「DS、よし」)

   「側面、よし」

(乗務員室へ)

   「発車」

(ブザー押下)

   「よし」



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